ここ何年か前から温めていたgasインストール計画がようやく今日、実行されました。

日本では一般的にお湯や調理はガスが基本ですが、こちらニュージーランドは電気が基本。

日本では最近「電化」ばやりな感じもしまが、全部電気っていうのもどうなんでしょう？
停電の時なんて、ご飯も作れずお湯も出ず、かなり不便な状態に陥ります。
（後で気がつきましたが、ガスだって結局電気が使えなければつかないので、停電の際はまったくお湯が出ず、余計ダメだった…。）

一番無駄なのが、お湯を電気で温めているということ。日本の電化はお湯はどうなってるんだか知りませんが、ニュージーランドではホットウォーターシリンダーという、ようは大きな魔法瓶のようなタンクにお湯が入っていて、それを一日中、一年中温めています。

しかも、家族全員がいっぺんにシャワーを使ったりすると、場合によってはシリンダー内のお湯を使い切ってしまい、再びシリンダーのお湯が温まるまで数時間お湯が使えなくなったりもします。

さらにこのシリンダー、家の中にあったりするので、その分家の収納が減るってもんです。

ということで、前々からガスを引いて、このホットウォーターシリンダーを無くし、そこを収納としようという計画を旦那さんと二人で練っていました。

そんな計画が、ここのところ急ピッチで進みました。
というのは、実はこのシリンダーが若干水漏れしているという事実を発見してしまったのです。
ってことは、最悪床が抜ける→シリンダーが落ちる→家の下の物置が水浸し→荷物がびしょぬれ→片付け→修理→そしてその間お湯が使えない…という最悪の状態を想定し、これはついにgasだ！ということになりました。

gasを入れるってことは、キッチンのホブ（調理するところ）も電気ではなくガスにしたいし、今毎回ガスタンクをガソリンスタンドに持って行き、ガスをフィルしているガスヒーターも設置式のガスヒーターにすれば、そんな手間も省ける！などなど、いろいろと夢は広がりますが、それを全部やるお金もないので、今回はとりあえずお湯をガス式にかえるだけにしました。

そこで、まずはgasインストールの見積もりを取らないといけないのですが、これがまた大変。なにしろ、ガスにしろ電気にしろビルダーにしろ、見積もりを取りたくてもなかなかそれが進まない。
電話してアポイントとっても、前日にならないといつ行けるか分からないなんて言われたり、当日になってやっぱり来れないって連絡があったり、その連絡すらなかったりで、まともに一発で見積もりが取れたためしがない。

今回も何度か連絡して、ようやく今日のインストールまでこぎ着けましたが、実際のところ本当に今日来るのか、というか今日来たとしても今日から使えるのか？と心配になります。

日本にいれば、そんな事を心配するなんてことは無いんでしょうけど…。

そして、そんな不安が的中！
ちゃんと大方時間通りにインストール業者が来て作業を開始し、順調にインストールを行い、ちゃんとお湯が出るようになり、いままでシャワーを浴びるのをためらうほどの水量も勢い良くシャワーが出るようになり、よかった〜と思っていたところ、最後の最後にオチがありました。

外に置いたガス器具のコンセントをさすところが必要だから、電気屋さんを呼んでつけてもらってね〜。
って…。

ガス器具にコンセントがついてるなら、毎度それをさすところが必要であって、そんなのちょうどガス器具のそばに、しかも家の外にコンセントのタップがある家なんてあるの？？？っちゅーことです。

そういえば、見積もりにはコントローラーとエレクトニック作業は別って書いてあったので、コントローラーは電話でつけて欲しい旨を伝えましたが、それらを取り付ける作業にエレクトリシャンが必要なら、そんなの込みで見積もり＆手配してくれなくてどうするんだ！

ホットウォーターシリンダー取っておいて、今日からお湯が使えないでどうするの！

こんな分かり切ったことを、一言先に言ってくれればこちらでエレクトリシャンを手配することも出来るし、その前にそれも作業に含めろってことなんですが、ほんとここら辺のゆるゆるな仕事が、未だに日本人である私たちとっては堪え難いものがあります。

と、この大きなオチの他に、ガスボトルを置く場所も本来は彼らがしっかり作って行ってくれることになっていたんですが、終わってからよく見ると、勝手に我が家の大きな石のタイルをガスボトルの足場というか台に使っていてビックリ。

確かにわざわざ用意したかと思えるほどピッタリのサイズで、かつガスボトルを設置した場所の近くには置いてありましたが、勝手に許可も得ず人の家の物を使って作るってどうなんでしょうか…。

これは必要だから、やり直せっていったらやり直してくれるんでしょうか。まぁ、たぶんまたその分請求されるのがオチだと思いますが。

ニュージーランドで生活していると、無駄な苦労が絶えません。

【 今回かかったの詳細 】
Labour（作業代） $75×10h=$750.00
Vehicle（車のガソリン代）$25.00
Rinnal 20 XR Infinity LPG（ガス器具） $1089.18
Auto Changeover Reg 8kg Kit（ガスボトルの器具）$234.00
Concrete paver（ガスボトルの下のコンクリート）$21.20 っていうか請求に入っていたので連絡してこの分は無しに
その他諸々ガスのパイプやらなんやら諸々で、合計$3092.49

ちなみに、ガスボトルは1本約$100。何ヶ月に一本無くなるんでしょうか…。