はるは毎週、日本語勉強会(日本語補習校)に通っています。生徒は幼稚園クラスを入れると70人弱ぐらい居て、毎週金曜日にレベル別に分かれて日本語の勉強しています。
その勉強会の学習発表会がありました。
はるのクラスは、自分のすきな食べ物という題で作文を書いて、それをみんなの前で発表し、その後クラスのみんなでカレーライスの歌を歌いました。
作文というか、単に好きなものをひらがなで書いて、それを読むというだけもの。はるのクラスはビギナークラスなので、これだけですが、もう少し年上の子のクラスはちょっとした劇をやったりしていました。これも、日本語で台本を作り、それを読むという練習。
海外で暮らしている日本人の子供たちにとって、話すことはできても、この読み書きを習得するのがなかなか難しいのです。
ちなみに、はるは今回の発表会でのトップバッターでした。一番初めだったので、マイクの調整もちゃんとできてなくて、あまり聞こえませんでしたが、発表した内容は「好きなたべもの。すぎもとはる。あいすくりーむ、ちょこれーと、そば、おすしまき。」というもの。
日本ではお寿司というえば握りですが、NZではお寿司=巻き寿司なので、はるの中では「お寿司」ではなく「お寿司巻き」なんですね。
両親日本人でも、学校に入ればどんどん英語が強くなってきます。
日常会話を普通にしていても、なにげなく単語が英語になってきて、その日本語は知らないということも増えてきます。私たちも英語だと意識しなくても、何気なく英語の単語で物を読んでしまうときもあったりするので、注意しながら日本語の単語を使うようにしていってくださいと、面談のときに先生からも言われました。
もしも、将来日本で暮らすことになったときに、ハーフの子なら「ハーフだから日本語が多少できなくても仕方ない」と思われるだろうけど、こてこての日本人であるはるなんかは、日本語が下手だったり敬語ができなかったりしたら、「なんだこいつ」と思われるだけ。海外で育ったってことは言わないと分かりませんからね。
日本語と英語、どちらも100%には、なかなかならないと思いますが、これからも日本語も頑張って勉強してほしいです。