スクールホリデーに入って、ヒマでしょうがない春くんのために、ついに前々から作りたいと思っていた自家製「ピザ生地」でのピザ作りを実行しました。
今回ピザ生地を作るにあたり、まずは材料を調べてみて壁にぶつかったのは「小麦粉の種類」。
種類って言ったって、「パスタはやっぱりデュラムセモリナ粉じゃないと〜!」とかいう種類ではなくて、強力粉、中力粉、薄力粉とかの種類のほう。
基本、粉もの料理はあまりした事がないので、今回初めて強力粉ってNZでなんて言うやつだ?というところからスタート。
小麦粉は英語だとFlourなんですが、スーパーの小麦粉コーナーには
●Standard Flour(もしくはPlain Flour)
●High Grade Flour
●Self-Raising Flour
というのが置いてあって、今までStandard→普通の小麦粉、High Grade→ちょっと良い小麦粉、Self-Raising→お菓子とかをつくる小麦粉、と思っていました。
だいたい、強力粉とか薄力粉とか、小麦粉とはどう違うの?と、全く「粉」に関してド素人だった私ですが、今回初めていろいろ解決!(※強力粉、薄力粉とかは小麦粉の種類っていうのは、今更ではなくもう少し前に分かってはいた。)
まず、NZで売ってるFlourは
●Standard Flour → 中力粉
●High Grade Flour → 強力粉
●Self-Raising Flour → ベーキングパウダー入り中力粉
なんですが、日本のそれとは若干タンパク質(グルテン)の含有量が違うんです。
日本の強力粉はだいたいグルテン11.5~13.0%に対して、NZのHigh Grade Flourは10.5〜11%。
日本のパンのレシピはNZの小麦粉じゃうまくいかない、逆にNZのレシピを日本の小麦粉でやるとうまくいかないっていう話をたまに聞いたりしていましたが、これが原因みたいです。
ピザ生地はというと、材料は
強力粉、ドライイースト、塩、オリーブオイル、ぬるま湯
とあったので、まずは強力粉をどうするか。
で、更に調べたところ、NZにはその名もGliten Flour(グルテン粉)というものが売っているらしく、つまりグルテンの含有量が少ないHigh Grade FlourにGliten Flourを足してグルテン含有量を13%にすればいいじゃん!という事で決着。
早速、High Grade FlourとGliten Flourを買ってきて、それぞれのグルテンの含有量を調べて計算し、グルテン13%の強力粉をつくり、ピザ作りを開始。
そうそう、粉ものド素人なため、ドライイーストにもいくつか種類があったんですが、普通のドライイーストよりも、アクティブドライイーストのほうが、何となくアクティブで美味しく出来そうというアホな理由から購入した結果、アクティブドライイーストの方は、強力粉などと混ぜる前に独自に発酵が必要で、若干面倒なことに。
インスタントドライイーストとかいうのなら、そのまま粉に混ぜれたらしい。
そんな段階を踏んで、いろいろ初めてづくしのピザ生地づくりでしたが、最終的にはちゃんと「ピザ生地」になり、初めてにしては上出来な自家製ピザが出来ました!
次回は、いろいろ配合を変えてみて、もう少しモッチリふんわりしたピザ生地を目指します。
【今回のピザ生地レシピ 4人分ぐらい】
○ ぬるま湯 3/4cup
○ Active Dry Yeast 小さじ1強
○ 砂糖 小さじ1強
1. 上記3つを混ぜて、15分ぐらい発酵させる。(泡立ってくる)
● High Grade Flour 300g
● Gluten Flour 4g
● 塩 小さじ1と1/2
● オリーブオイル 大さじ2
2. ●をよく混ぜて、発酵さえた○を混ぜる。
3. よくこねてから、お皿にのせて乾燥しないようにラップをし、1時間ぐらい(倍の大きさになるぐらい)寝かせる。
4. 6つに分けて、打ち粉をし、薄く伸ばしてピザ生地の出来上がり。
※ 後から考えれば、Standard Flour(グルテン10%)、High Grade Flour(グルテン11.5%)で、そんなに大差はないので、安いほうのStandard FlourにGluten Flourを混ぜた方がお得。